ギャラリー解説
書画
肝付兼行、隷書七字(近代、AD1853〜1922)
紙本肉筆・・縦134.7cm、横32.2cm
「兼行」の下に、陰刻「海軍中将」と陽刻「男
爵肝付兼行」の落款が押されている。肝付兼
行は薩摩の人で、本姓は江田氏・大伴氏、
名を兼行と言い、薩摩藩家老小松清廉(帯
刀)の甥に当たり、北海道開拓使に仕えて測
量を行い、次いで海軍に入って海軍水路部
長や海軍大学校長等を歴任し、海軍中将に
なった軍人で、退官後は貴族院議員となって
大阪市長も務めている。
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