ギャラリー解説

書画

史邑辻本勝巳、行書七絶(近代、AD1895〜1957)

紙本肉筆・・縦138cm、横34cm

「素山書」の署名が有り、下部に「史邑先生書」の

印が押されて、大鳥圭介の七絶「日本刀」が書か

れている。恐らく辻本氏が弟子に書き与えられた

手本であろう。辻本史邑は奈良の人で名は勝巳、

字は士礼、号を史邑・江村・素山・寧楽庵主などと

称し、近藤雪竹に漢字、中村春堂に仮名を学ん

だ書家で、『書鑑』を刊行して書道教育に努め、日

展参事で芸術院賞を受賞した関西書壇の重鎮で

あり、村上三島や今井凌雪らを育て上げている。


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