孚一林易安、和歌（幕末維新、AD1811〜1892）

紙本肉筆・・縦110cm、横30cm

「八十翁孚一」の署名が有る。林孚一は倉敷の

人で、名は易安、号を孚一と称し、薬問屋の養

子となり、屋号を大坂屋源助と称し、森田節齋

を信奉して尊皇攘夷派の志士を援助した幕末

の勤皇家で、天狗党の乱では資金提供し、藤

本鉄石や日柳燕石らと交流を持っている。また

明治三年には窪屋郡長となり、一時途絶えて

いた江戸以来の社会救済制度である義倉の復

活を図っている。