ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、9、26)

縦横・3.9x3.9cm

『論語』公冶長篇に有る有名な一句を、甲骨文で刻した

「聞一以知十」(一を聞き以て十を知る)である。この様

な才能の有る人が羨ましい。己などは一を聞いても其の

一を理解するのさえ難渋下。師からは「何回言ったら分

かるんだ」と叱られっぱなしであったが、其れでも見捨て

られる事が無かったのは、僥倖以外の何物でも無い。

或いは鈍才故に此處までやってこられたのかも知れな

い。


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