ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2024、12、12)

縦横・2.4x2.1cm

朝からパラパラと唐代の散文を讀んでいたら、李華の「政事

堂記」の一句に目が止まった。其れを甲骨文で刻した「列國

有傳」と「青史有名」(列國に傳有り、青史に名有り)である。

己には列國も青史も無縁であり、因って「傳」も「名」も何も

無い、單なる路傍の駄石にしか過ぎず、將に彫っている駄

印そのものであろう。


[ギャラリー一覧へ戻る]