ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2025、1、26)

縦横・2.5x2.5cm

戰國篆文で刻した「一以貫之」(一以て之を貫く)と、古璽文

で刻した「其如乎」(其れ如《ゆ》かんか)とである。『論語』の

里仁篇には、孔子の言として「吾が道は一以て之を貫く」と

有る。そうであるならば、其の道を行き進めば良い、己が

道が一貫しているならば、さあ如こうではないか、しかし現

實は一貫などしていない、右か左か進むか退くか、右往左

往して如くか如かざるか逡巡を繰り返す。故に吾が道は、

「一以不貫」であれば將に「其如乎?」なのである。


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