ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、3、24)

縦横・5x2cm

半世紀以前に臺彎で視た武侠ドラマと鄭少秋を思い出

しながら、金文で刻した「楚留香」である。しかし、考え事

をしながら刻していた爲、「香」の線を飛ばしてしまい、

一見「香」の如きも香に非ず、と言う出鱈目な字になって

仕舞った、愚かな失敗作の「楚留香」である。1970年代

のテレビドラマとしては、可成り面白かったし、鄭少秋も

何處か色氣の有る役者であった。己の中では、楚留香

と言えば鄭少秋であり、今もはっきりと覚えている。


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