ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、5、10)

縦横・4x1.2cm

金文で刻した、「五陵華才」(五陵にて才を華《かがや》

かす)である。華やかに才能を外に表す事の言葉であ

る。「五陵」は、豪遊富貴の家の子弟達を指しており、李

白の「少年行」に、「五陵の年少金市の東、銀鞍白馬春

風を度る、落花踏み盡して何れの處にか遊ぶ、笑ひて入

る胡姫の酒肆の中」と有る。尚、「五陵の華才」と讀んで

も、意味は通じる。


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