ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、7、28)
縦横・3.2×2cm
『隋書』儒林傳序の一句を、金文で刻した「懸河之辯」で
ある。立て板に水の如く淀みない辯舌、雄辯・能辯の例
えである。普段餘り物言わぬ人が、突然雄辯に語り出す
と、何か誤魔化しているのではないのか、との疑念が生
じて來る。懸河の辯も、其れが有効なのは、話す人の
普段の言動や人柄に左右される事が多々有る。
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