ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、8、17)

縦横・2.9×1.7cm

『荘子』徐無鬼篇の一句からアレンジして、古璽文で刻

した「空谷足音」(空谷の足音)で、思いがけない喜びの

例えである。徐無鬼篇には、「其の空に踉位し、人の足

音の跫然たるを聞きて喜ぶ」と有る。最近地方の知音が

「米を送るぞ」と言って來たが、其れは將に私にとっては

空谷の足音である。


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