ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、9、13)

縦横・3.2×2.3cm

『書經』武成篇の一句を、古璽文で刻した「垂拱之治」(

垂拱の治)である。何もせずとも天下が治まる事で、「衣

裳垂れて天下治まる」と言う世界である。トップの爲政者

があれこれ動き回って、やっと治まる様な治世は良くな

いと言われている。誰が大統領で首相なのか氣にも係

っていないが、良く治まっていて平和だよ、と言うのが理

想である。武成篇には、「信を惇くし義を明かにし、コを

崇び功に報い、垂拱して天下治まる」と有る。


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