ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、9、14)

縦横・3.2×2.3cm

北宋の蘇軾の有名な「前赤壁賦」の一句を、甲骨文で刻

した「水光接天」(水光天に接す)である。月光の輝く川面

が遠くで天に接している、と言う雄大な揚子江の夜景を詠

じた一句である。日本ではなかなかこの様な風景は見ら

れ無いが、其れでも夜小舟で海に浮かぶと見る事が出

來る。昔、小舟で日本海に浮かんだ時、水光天に接する

風景を眺めながら、この先はロシアか中國かなどと、感

慨に耽った記憶が有る。


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