ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、9、15)

縦横・3.2×2.3cm

『老子』第六十四章の一句を、金文で刻した「慎終如始」

(終わりを慎むこと始めの如くす)である。何かを始めた

時の慎重さや謙虚さを、最後の時も意識して維持すると

言う事である。得てして物事は最後の最後で失敗したり、

ミスを犯したりするものである。『老子』には、「終わりを

慎むこと始めの如くせば、則ち敗事無し」と有る。物事

は、〆の一手が肝要なのである。


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