ギャラリー解説
書画
耐軒曾我景章、行書七絶(幕末維新、AD1816〜1870)
紙本肉筆・・縦104cm、横30cm
「耐軒章」の下に、陰刻「」曾我景章と陽刻「子明氏」の
落款が押されている。曾我耐軒は江戸の人で、名は
景章、字は子明、号を耐軒・詩仙・蘭雪などと称し、江
戸後期の詩文に長じた儒者春田九皐の弟で、昌平黌
に入って古賀トウ庵・松崎慊堂らに師事して学び、晩
年三河の岡崎藩に仕えた儒者である。本品は、「壬戌
立夏」と有れば、文久二年・1862の作である。
[ギャラリー一覧へ戻る]