ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、12、9)

縦横・2×4.8cm

『呂氏春秋』博志の一句を、扁額風に印篆で刻した「極

則必反」(極まれば則ち必ず反る)である。物事は行き

着く所まで行くと、必ず本に返ると言う事である。博志に

は、「全ならば則ち必ず缺け、極まれば則ち必ず反り、

盈ちれば則ち必ず虧く」と有る。漢文訓讀も同じで、あれ

これ頭を悩まし、ああでもないこうでもないと諸々の讀み

方を考えるが、結局は最初の讀みが一番まともだと言う

事になる。


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