ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用遊印一顆(現代、AD2025、12、12)

縦横・1.2×1.2cm

『漢書』外戚傳上の一語を、古璽文で刻した遊印の「傾城」

である。絶世の美女を表した言葉で、外戚傳には、「北方に

佳人有り、絶世にして獨立す、一顧すれば人の城を傾け、

再顧すれば人の國を傾く」と有る。傾城の佳人とか傾國の

美女とか稱される。絶世の美女ではなくても、美女は家を傾

け身を滅ぼす事多々あれば、美女と接するにはよくよくの

注意が必要である。幸か不幸か己は、未だ美女に接した事

が無い。


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