ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用遊印一顆(現代、AD2025、12、19)

縦横・1.2×2.8cm

『孟子』離婁下の一句を、甲骨文で刻した遊印の「立賢無方

」(賢を立つるに方無し)である。賢人を登用するには、定ま

った方法など無いと言う事である。離婁下には、「湯は中を

執り、賢を立つること方無し」と有る。本當に優秀な人を採用

しようと思ったら、通常の方法などには從わず、即斷即決し

ないと、逃げられてしまうのである。しかし、逃げられたから

と言って、其の人が真の賢人か否かは、別問題である。


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