ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用遊印一顆(現代、AD2025、12、20) |
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縦横・2.8×0.8cm 『詩經』小雅雨無正の一句を、甲骨文で刻した遊印の「巧言 如流」(巧言流るるが如し)である。相手が喜ぶ様な口先だ けの台詞を、水の流れる様にすらすらと言う事である。雨 無正には、「巧言流るるが如き、身をして休に處らしむ」と有 る。「巧言令色鮮きかな仁」とも言うが、得てして能辯巧言の 人は、信じるに足らざる人が多い。己は、自分では訥言鈍行 の方だと思って居るが、知音に言わせると輕言疾行らしい、 そうであれば己は矢張り不仁な輩である。 |