ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2026、1、21) |
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縦横・5×2.1cm 『論語』顔淵篇の一句を、甲骨文で刻した「駟不及舌」( 駟も舌に及ばず)である。一度口から出た言葉は、取り 返しがつかない、と言う事である。顔淵篇には、「夫子の 君子を説くや、駟も舌に及ばず、文は猶ほ質のごときな り、質は猶ほ文のごときなり」と有る。最近某大國の大 統領の發言が、何か非常に輕く感じてしまう、大統領の 發言と言うよりも、何處か餓鬼大將の個人的嗜好と感 情に依據した發言の様に思えてならない。孰れ駟も舌に 及ばずと言う状況に陥り、自らの言動を束縛する様にな るのではと危惧するが、尤も己が發言の矛盾など知った 事かと居直るのが、餓鬼大將の餓鬼大將のたる所以で もある。 |