ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2026、1、23) |
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縦横・4×4cm 『孟子』告子上の一句を、甲骨文で刻した「舍生取義」( 生を舍て義を取る)である。道義の爲には己の生命さえ も犠牲にすると言う事である。告子上には、「生も亦た我 が欲する所なり、義も亦た我が欲する所なり、二者兼ぬ ること得可からざれば、生を舍て義を取る者なり」と有る 。「義」とは、斯くも重いものなのである。昔、「義理と人 情を秤に掛けりゃ、義理が重たい男の世界」などと言う 歌が有った。今の世の中、物価高の暗闇トンネルで、背 中で泣いているのは、唐獅子牡丹だけでは無い、花と龍 も毘沙門天も、みんなが泣いている。 |