ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、1、26) |
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縦横・4×3cm 『論語』八佾篇の一句を、金文で刻した「獲天罪無所禱」 (天に罪を獲れば禱る所無し)である。天道に悖る罪を 犯した場合は、天に助けを禱っても全く無駄な事である、 と言う事である。八佾篇には、「獲罪於天(罪を天に獲)」 に作るが、此處では「於」を去って「獲天罪」に作った。問 題は天に悖る罪であるが、一體如何なる罪であろうか、 己は複數の癌に冒され、最悪の状況を説明されて手術 に臨んだ時、信仰心など無いのに、八百万の~々よ佛 様よキリスト様よと禱った。結果今の状況に在る、つまり 天祐を得たのである。とすれば、罪を天に獲る様な行爲 は、過去に無かったと言う事になるのであろうか。 |