ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2026、1、31) |
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縦横・5×2.1cm 『三國志』邢顒傳の二句をアレンジして、古璽文で刻した 「採春華忘秋實」(春華を採り秋實を忘る)である。外見 の美しさに目を奪われ、内面の才徳を見落とす事である 。邢顒傳には、「庶子の春華を採り家丞の秋實を忘る」 と有る。殘念な事に「秋」の「のぎへん」が「きへん」になっ てしまった、印泥をつけていたらのぎへんの頭横折線が 取れてしまった。慌てて繋ごうとしたが、ぼろぼろに壊れ て無理であった。故にこの「秋」は、一見「秋」に視得るが 、實は誤字と言う事になるであろう。 |