ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、2、10) |
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縦横・4×4cm 『淮南子』繆稱訓の一句を、甲骨文で刻した「以升量石」 (升を以て石を量る)である。小人には大人の心を推し 量る事など出來ない事の例えで、「燕雀安んぞ鴻鵠の志 を知らんや」と、同じ意味内容である。繆稱訓には、「堯 をして舜を度らしむるは、則ち可なり、桀をして堯を度ら しむるは、是れ猶ほ升を以て石を量るがごときなり」と有 る。己は小人どころか凡人俗人であれば、とても大人の 心など分かるはずも無く、敢えて推し量ろうなどとも思っ た事など無い。 |