ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰陽刻」自用印一顆(現代、AD2026、2、17) |
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縦横・5×2.4cm 朱白の古璽文で刻した、「耳順心負口是心非」(耳は順ふも 心は負き口は是とするも心は非とす)である。表の顔では尤 もらしく賛成はするが、實は心の中では反對していると言う 事である。所謂「面從腹背」であるが、世間にはこの様な御 仁が結構多く居られ、在職中は己の周囲でも多く見かけた。 因みに「口是云々」は、『抱朴子』微旨篇に、「若し乃ち善を 憎み殺を好み、口は是にして心は非、背きて異辭に向かひ、 反して直正に戻らば」と有る。 |