ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻」自用印一顆(現代、AD2026、2、18)

縦横・5×2.4cm

金文で刻した、「心耳聽微心目見幽」(心耳もて微を聽き

心目もて幽を見る)である。實際の耳で聞き目で見るもの

は得てして己の心を惑わし易い、故に心の耳目で見聞す

れば、視得なかったものが見え、聞こえなかったものが聞

こえて來る。何が見聞出來るかは、一に心の有り様に係

っていれば、心を磨き研ぎ澄ます事が重要であろう。など

と尤もらしい事を言ったのは、己自身が心耳も心目も持て

ないからに他ならない。


[ギャラリー一覧へ戻る]