ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻」自用印一顆(現代、AD2026、2、19)

縦横・5×2.4cm

『春秋左氏傳』襄公三十一年の一句を、甲骨文で刻した

「人心之不同如其面」(人心の同じからざるは其の面の如

し)である。人の心が千差萬別なのは、其の顔が千差萬

別なのと同じである、と言う事である。三十一年には、「子

産曰く、人心の同じからざるは其の面の如し、吾當に敢て

子の面を吾が面の如くせよと謂はんやと」と有る。「人心は

面の如し」で、人の心と言うものは、將に千差萬別である。


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