ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2026、2、23)

縦横・3×2.4cm

『孔叢子』答問篇の一節を古璽文と印篆で刻した、「尺表度

天」(尺表もて天を度る)と「寸指測淵」(寸指もて淵を測る)

とである。共に、不可能で出來もしない愚かな行爲を表す

言葉である。答問篇には、「子、尺表を立て以て天を度か

り、寸指を直し以て淵を測り、大道を豫むも悟らず、誣説を

信じ以て聖を疑ふは、殆ど望む所に非ざるなり」と有る。


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