ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2026、3、1)

縦横・・5×2.1cm

『孟子』告子上の一節を、甲骨文で刻した「性猶杞柳亦

猶湍水」(性は猶ほ杞柳のごとく亦たほ湍水のごとし)で

ある。人の性は本來定まっておらず、もともと善も悪も

無く、善悪が有るのは周圍の環境に因る、と言う事で

ある。告子上には、「告子曰く、性は猶ほ杞柳のごとき

なり、・・・性は猶ほ湍水のごときなり」と有る。孟子は、

この告子の「性に善不善無し」の論に對し、反論して「

性善説」を述べている。


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