ギャラリー解説
書画
訊堂五十川淵、行書七絶(幕末維新、AD1835〜1902)
紙本肉筆・・縦104cm、横47.6cm
「訊堂幽人」の下に、陰刻「五十川印」と「士深氏」の落
款が押されている。五十川訊堂は福山の人で、名は
淵、字は士深、号を訊堂・勤斎などと称し、初め藩校
誠之館に入って関藤藤陰に学び、江戸に出て昌平黌
で林鶴梁に師事し、帰郷後は森田節斎の教えを受け、
幕命に因り昌平黌助教や日光督学を歴任した儒者で
、維新後は師範学校などで漢文の授業を担当し、近藤
元粹・阪谷朗盧・塩谷宕陰らと交流している。
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