当ページの画像・テキスト等を Webサイトや印刷媒体へ転載・転用することを禁じます。 
平沼騏一郎(慶応3年~昭和27年  1867-1952 享年85歳)書 絹本 113.5㎝×34

 作品は絹本に「敬立内直」の四字を墨書する。その右上に引首印「不忘敬」の陰刻印を押す。署名は左端に「機外騏書」と認めて、上に陰刻印「平沼騏印」、下に陽刻印「機外」の落款印を押す。
 昭和14年第35代内閣総理大臣になった平沼騏一郎は、漢学を主とする東洋文化復興の振興を計るため旧華族を中心にして大正12年(1923)の帝国議会(貴衆両院)において設立を見た大東文化協会(大東文化大学の設立母体)の三代会頭で、翌大正13年に開校した旧制専門学校大東文化学院(のちの大東文化大学)の初代総長を任務した。機外を号した。
平沼騏一郎筆