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紫式部図 石山寺参籠図 藤原隆秀/近藤如水画

紫式部石山寺参籠の図  藤原隆秀(近藤如水)  文化元年〜文久2年(1804-1862) 享年59歳。 江戸時代後期。土佐派の絵師。 絹本・着色 89x36p

 紫式部が石山寺に参籠して源氏物語の構想を得たのは、瀬田川の川面に映る八月十五夜の月を眺めてのことであったという所伝を踏まえて描く。
 海老名市上郷の有鹿神社拝殿天井絵に、万延元年(1860)、藤原隆秀(近藤如水)が豪快な筆法と精巧な構図で描いた龍図<海老名市の重要文化財>が見られる。「藤原隆秀」の落款と陽刻印「藤原隆秀」が捺される。
 また静岡県興津瑞雲時観音堂には天井画96枚が残されているという。