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青砥藤綱 探銭図
青砥藤綱 銭拾い伝説 明治29年 倭櫻

 当図像は、夜に滑川を渡って銭10文を落としてしまった青砥藤綱が、従者に銭50文で松明を買わせて、落とした銭を探させたという話による。10文の銭を探すのに銭50文を費やすところが伝説の主眼になる。収支の欠損を嘲笑した者に対して藤綱は、これを見過ごすことは公金10文を永久に損出することであり、他人の益を損うことになると言ったという。