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勿来の関 菊池容斎(天明8年−明治11年  1788-1878)筆 明治2年(1896)作 206×57p

明治2年(1896)、82歳のときの作品。「八十二翁容斎武保」の署名の下に「武保」の陽刻印を押印する。
 菊池容斎は江戸に生まれ、幕末から明治にかけて活躍したやまと絵師。名は武保、通称は量平。はじめ狩野派の高田円乗に学び、さらに土佐派をはじめ和・漢・洋の画法を修め、有職故実を研究、歴史画を得意とし、近代歴史画隆盛の先駆をなした。
 先聖賢臣の図像と小伝を記した『前賢故実』10巻を著作し、明治天皇より「日本画史」の号を賜う。明治11年(1878)歿、91才。





勿来の関図 菊池容斎画