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源氏物語 澪標 源氏の一行住吉明神へ参詣の図 海老名正夫筆  内外タイムス社 昭32年 木版画 21×30cm

 澪標の巻は、源氏28歳の10月から29歳冬までの物語。源氏が須磨から帰京することができたのは、住吉明神の加護によるということで、源氏は美々しい行列を作って陸路お礼参りに出かけた。一方、明石入道も、明石上を伴って、例年のように住吉明神に海路参詣したが、華やかな源氏の一行を見て、住吉の浜へ上陸することを控え、源氏にも会わないで舟を引き返した。そのことを知った源氏は、非常に残念がった。
源氏物語図 澪標 源氏住吉明神へ参詣 海老名正夫画