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日本武尊図 川上梟帥
日本武尊 

第12代景行天皇の皇子は幼名を小碓命(おうすのみこと)といった。後の日本武尊である。武勇に秀てていた小碓命は、16才のとき、景行天皇の命により九州に入った小碓命は、熊襲の首長川上梟帥〈タケル〉が祝事のため一族を集めて酒宴を催した日に、美少女の姿に変装して忍び込み、夜更けて熟睡する川上梟帥に近寄って短刀を突き立て誅伐する。川上梟帥は死に臨んで小碓命の武勇を讃えてヤマトタケルの号を献じた。こうして小碓命は九州の熊襲を平定した(「日本歴史図絵第8」『日本歴史』第一集 昭和4年11月による)。