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花鳥十二月和歌巻  日野資教筆
花鳥十二月和歌(部分) 日野資教(延文元-正長元 1356-1428)筆 巻子装  32.5cm×590cm

花鳥十二月和歌は十二月花鳥和歌とか十二月和歌などとも称される。これは藤原定家の『拾遺愚草』の中巻に「詠花鳥和歌各十二首」として収載された正月から十二月まで各月を代表する花と鳥を各一首ずつ詠んだ合計24首の和歌を書写したもの。

「二月/
桜/かざしおる/道ゆき人の/たもとまで/桜にゝほふ/きさらぎの空/
 雉/かり人のかすみに/たどる/春の日をつま/どふきじの/こゑにたつらん」



日野資教は時光二男。号は快楽院、法名は性光。