MuPAD はコンピュータ代数システム (Computer Algebra System) と
よばれるソフトである.
その名の通り,記号的な処理をおこなうソフトであるが,
ここでは高機能な電卓としての使い方からはじめて,
記号的な処理の入門として分数や無理数の計算までを実習する.
数学的なテーマとしては,数の世界の拡張,
整数論の応用としての現代暗号を扱う.
次に,MuPAD を使って様々な代数計算を考える.
具体的なテーマは,整式の因数分解・代数方程式・
数列・極限と微積分などである.
最後に理工学的な応用問題をいくつか用意してある.