授業目標・内容 (Course objectives・content)

建学の精神にある東西文化の融合の観点から、我が国に西洋の科学や文化を伝え、近代日本への移行に大きな影響を与えたオランダに注目し、オランダの歴史、日蘭交渉史、安楽死、麻薬、売春の合法化など各国を驚かす政策、その背景にある合理主義的な考えなど、現代においてもオランダに学ぶべき点が多くある。日蘭交渉史Bでは、出島時代の日蘭貿易や蘭学の発展などオランダが日本に及ぼした影響や現代参考にすべき政策等について講義し、日蘭関係のあり方や国際関係のあり方を考察する。質問等出席カードの裏やメールを利用して積極的な授業への参加を希望する。


成績評価 (Grading Evaluation)

出席率と講義初日に説明する日蘭交渉史に関する自由論題のレポート提出によって評価する。授業の三分の一以上欠席した者はレポートの提出ができない。レポートの書き方については授業中に説明する。


履修上の注意 (Notes/Warning)

私語は退出願う。どのような内容なのかを参考までに詳細情報に表示するが、質問や授業の流れにより、講義順序や内容が変わることがある。年間を通してA,B両方を履修する事が望ましい。


テキスト (Textbook)

長崎大学『出島の科学』九州大学出版会。授業のつど必要に応じて指示する。


参考文献 (Reference Materials)

石田千尋著『日蘭貿易の史的研究』吉川弘文館。盛岡美子著『世界史の中の出島』長崎文献社。片桐一男著『平成蘭学事始』智書房。

   

その他 (Other message,comments)

インターネットでWebサイトを検索したり、レポートをメールの添付書類として提出したりワープロでレポートが書けることが望ましい。