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課題:イマジナリーキューブの制作
「イマジナリーキューブ・パズル」にある以下の考察は極小凸イマジナリーキューブの本質を理解する上で初等的であるが興味深い。
ある凸立体$P$がイマジナリーキューブであるための必要十分条件は、立方体の全ての辺上に$P$の頂点があることである。 必要性はただちに明かで、そのように$P$の頂点が配置されていないと直交する3方向からみたとき、正方形には見えない。 特に$P$が極小凸イマジナリーキューブであるの時、$P$は立方体と$P$ との共通部分 $\text{立方体}\cap P$ の凸包(convex hull)になっていて、よって$P$ は全ての頂点は立方体の辺上にある多面体となる。
作成するイマジナリーキューブ達
立方体の頂点以外にあるイマジナリーキューブの頂点は立方体の辺に中点にある。 重六角錐(H)を3個と反三角錐台(T) 6個を、たとえば以下の要領で作成する。

[展開図] 極小凸Imaginary cube とそれを用いた教材(Hideki Tsuiki)の5番(H)と8番(T)から 作成したイマジナリーキューブは1辺5cmの立方体内に正確に収まる。
制作課題
[重要注意]
大きさ2の立方体に、長さ8cm幅4cmのラベルに以下の4行を太く大きく明記(鉛筆不可)
正確な美しい立体作成が必須です。
たとえば、大きさ1=5cm, 大きさ2=10cmとする。
- 学部と学科
- 学年
- 学生番号
- 氏名
- イマジナリーキューブを格納する大きさ1の透明な立方体の箱を作成する。
- イマジナリーキューブ Hを3つ、Tを6つの合計9個を制作する。 自分で彩色してみると楽しいよ。
- 大きさ1の透明な立方体にHとTがぴたりと収まることを確認する。
- 大きさ2の透明な立方体の箱を作成し、3つのHと6つのTをぴたりと詰め込む。
市販のイマジナリーキューブ・パズルの様子

大きさ1の立方体も付いてくる。大きさ2のアクリル立方体にはめ込まれていた6つのT(白)と3つのH(茶)。 京都大学総合博物館ショップ・ミュゼップで工芸品として説明書付きで発売中。
詳しくは イマジナリーキューブ パズル 3H=6T