MS Officeソフトウエア間の連携〜動的リンク

MS Officeソフトウエア群(Word, Excel, PowerPoint, Accessなど)で作成したファイル(の一部)を、他のMS Officeファイルに動的リンクとして貼り付けることができる。 貼り付け先のデータを常に最新の元データの状態に保つ必要がある場合は、データをリンクすると便利。

単純にCtlr-Vで内容を貼り付けた場合とは異なり、内容をリンクオブジェクトとして挿入(貼り付け)した場合は、元のアプリケーションで内容を操作することができる。 つまり、元データの内容を変更した場合、貼り付け先にその変更が通知され、貼り付けたデータも変更されるようにできる。 たとえば、Excelで作成した表データをWord文書に(リンクオブジェクトとして)貼り付けた場合、もとのExcelデータを変更・修正した際に、Wordfファイルの貼り付け部分も元データに同期して変更することができる。

ポイント

利用する機能

機能名 メニュー 意味
リンク貼り付け編集->形式を選択して張り付け元データをリンクオブジェクトとして挿入する。

*注意1) 貼り付けボタンまたはCtrl-Vによって単純貼り付けを行った後で、挿入されたデータの右下に現れる貼り付けのオプションボタンをクリックしてして「リンクする」をチェックする。


ここで利用する表データ:elementary-data.xls
注意: Webブラウザ内で開かないで、一旦ダウンロードしてファイルとして保存してから、そのファイルをOpenしてください。

課題

  1. 上のExcelデータを完成させて、支店別の化粧品、薬、雑貨の売り上げグラフをデータテーブルつきで描く。
  2. このグラフをコピーして、Wordを開いて、リンクオブジェクトおよび埋め込みオブジェクトの2通りの方法で貼り付ける。
  3. もとのExcelデータで、売り上げ高を変更した際に、Excelでのグラフの様子の変化だけでなく、Wordファイルの貼り付け部分の変化を観察する。
  4. ExcelファイルもWordファイルも一旦保存して終了する。 その後に、たとえばWordファイルを開いた場合の様子がどうなるかを確認し、その意味を理解する。 Wordファイルを閉じる。
  5. Excelファイルを開いて、データを変更し、保存して終了する。 その後にWordファイルを開いた場合にどうなるかを確認する。

研究