ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、12、30)

縦横・5×2.4cm

『荘子』天運篇の一節を、古璽文で刻した「變化齊一不主

故常」(變化は齊一、故常を主とせず)である。物事は其

の時其の場に應じて自由に變化すると言う事である。天

運篇には、「能く柔能く剛、變化は齊一、故常を主とせず

」と有る。己も故常を主とせざる様に心懸けては居るが、

過去の成功體験がどうしても故常を主とさせてしまう。と

言うより、何かに對して構えると言う行爲に、何處か空し

さを感じる様になった。


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