ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用遊印一顆(現代、AD2026、1、7)

縦横・1.9×1.1cm

『荘子』人間世の一語を、金文で刻した遊印の「自寇」(自

ら寇《あだ》す)である。才有ものは其の才故に、身に不幸

を招く事の例えである。人間世には、「山木自ら寇し膏火

自ら煎す」と有る。下手に能力が高いと、其の能力に因

って自らを苦しませる事は、良く有る事である。


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