ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用遊印一顆(現代、AD2026、1、8)

縦横・1.9×1.1cm

宋の黄庭堅の「四休居士詩序」の一句を、古璽文で刻し

た遊印の「三平二満」である。十分とは言えなくとも、其れ

に満足して平穏に生活する事である。詩序には、「粗茶淡

飯飽くれば即ち休し、補破遮寒暖ならば即ち休し、三平二

満過ぎれば即ち休し、不貪不妒老ゆれば即ち休す」と有る

。ささやかな満足を良しとすれば、平穏な生活が送れるが

、おれも欲しいこれも欲しいと欲を掻けば、不平不満の生

活に陥る事になる。己は米が食べられれば幸せである。


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