ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、1、15)

縦横・2.4×5cm

『後漢書』劉寛傳の一句を、扁額風に金文で刻した「疾

言遽色」である。慌てふためく様を表した言葉である。劉

寛傳には、「三郡を典歴し、温仁多恕、倉卒に在りと雖も

未だ嘗て疾言遽色せず」と有る。しかし、人と言う者は、

慌てると疾言遽色の状態になり易いものである。


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