〜崇文叢書〜

休題18

 『崇文叢書』とは、昭和元年から七年にかけて順次出版された和装本の叢書で、日本の先哲の名著を集めて返り点を付け、崇文書院が編集刊行したものである。二輯構成で、第一輯十種・第二輯十三種となっており、第一輯は空海の『篆隷万大象名義』・太宰春台の『紫芝園漫筆』・松崎慊堂の『慊堂全集』等、第二輯は並河天民の『天民遺言』・藪孤山の『崇孟』・安井息軒の『毛詩輯疏』等である。
 ここに提示する『崇文叢書』は、蒲坂青荘の『韓非子纂聞』である。

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