〜小學書(類)〜

零話14

 小學とは、文字の音韻・訓詁・形象などを研究する学問で、それらの書物を小學書(類)と称している。その代表的なものが、『説文解字』『爾雅』『經傳釋詞』などであることは他言を要すまでもない。尚、児童を対象とした書物は小學書と言わずして幼學書と称している。
 ここに提示する小學書は、左側が光緒11年刊の紐樹玉撰『説文解字校録』であり、右側が同治6年補刊本の段玉裁注『説文解字段注』である。

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