〜小説家類〜

駄言17

  小説家類とは、漢籍の四部分類(経・史・子・集)の中で子部に所属する一類の書籍を指す呼称である。その内容は、雑事を記述したもの、異聞を記録したもの、瑣語を蒐集したもの等が中心で、『西京雜記』『世説新語』『黙記』『捜神記』等が、それに該当する。
 ここに提示する「小説家類」の書は、上段が晋の郭璞著『山海経』の訓経堂版光緒三年本であり、下段が宋の司馬光著『ソク水記聞』の光緒三年本である。

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