コラム - 04-09-19

WYSIWYG型エディタ

WYSIWYG」って知ってますか?普通は知りません。「What You See Is What You Get」の略で、意味は「見たものが手に入るもの」です。
そして、WYSIWYG型エディタというのは、「ホームページ・○ルダー」のような、視覚的にWebページを作成できるHTMLエディタのことです。「Word」にもこの機能があります。これらを使えば誰でも簡単にWebサイトを立ち上げることが出来ます。しかし、これらには大きな欠点があります。吐き出すソースが無茶苦茶です。

そもそも、「Word」は文書ソフトでHTMLが専門じゃないんで、あんまり叩くのも可哀想ですが、変換機能を付けた以上は責任を持って変換しろと。まず、どうすればそんなに大きなファイルを吐き出せるのかと聞きたい。システム上、論文は「Word」から変換してますが、自分の分は書き直したぐらいです(一年近く前なんで、文法間違ってるけど)。表なんかをフル活用した日には数百キロバイトにもなります。で、表示されるのが全部テキストの論文・・・。
それでも、きちんと表示されるなら我慢も出来る。そりゃ、論文を一人ずつタグ打ちなんか出来ないですよ。書いた本人にレイアウト確認しなきゃいけないし。でも、「Word」さんは見事にレイアウトすらも崩してくださる。しかも、ソースには<o:Author>。著者ですよ。論文は本名で書いてるからいいけど、わざわざHNまで考えてサイト作って<o:Auther>山田太郎</o:Author>とか言われたら、涙が止まらないですよ。

では、専用ソフトを使うとどうなるか。ここでは一番有名な「ホームページ・○ルダー」と例に挙げます。実は、本格的に使ったことありません。なので、以前使ってたパソコンに入ってたLite版と人様のサイトのソースから推測。
さすがに、専用ソフトだけあって文法は大体あってます。ファイルサイズも問題なし。JavaScriptなんかも、よく使うような命令は入ってます。<META name="GENERATOR" content="ソフト名とバージョン名">って入ってますが、まあ、設定で入れないように出来るみたいだし、軽い自己主張ってことで。
これだけだとパーフェクトに思えますが、全然パーフェクトじゃありません。「ホームページ・○ルダー」は基本的にレイアウトをHTMLで行います。特に、TABLEタグは必須です。何がまずいかというとHTMLはマークアップ言語なんです。だから、レイアウトはCSSで行う必要があるんです(と、W3Cという団体がTABLEレイアウトを使いながら言ってたんですが、確認のためサイトを見に行ったらTABLEを使うのをやめてました)。まあ実際、普通の人はソースなんて見ませんし、ありえない配色さえされなければ気になりません。こんなコラム書いてたって実際にはソースなんて見てません。
しかし、視覚に障害のある方は違います。画面が見えない場合、ソースを専用ソフトで読み上げる以外にサイトの情報を得る方法はありません。そして、TABLEレイアウトをされるとサイトの構造が全くわからなくなります。つまり、CSSの使用はWWWのバリアフリーなわけです。
で、「ホームページ・○ルダー」の何が凄いかというと、これを作っている会社とソースを読み上げる専用ソフト「ホームページ・リー○ー」を作っている会社は同じなんです。つまり、自社ソフトで作ったサイトが自社ソフトで解読できないことになります。

ダラダラと書きましたが、結論は「Wordはやめとけ。学校の授業でサイトを作るならタグ打ちしろ。」です。上の文章と結論がつながってません。
さすがに、授業なんかで専用ソフトを使うってのは無しだと思うんですよ。何を教えたいのか分からないし。小学生じゃないんだから使い方なんてのは一人で説明書を読め。小学生なら脳ミソが元気なうちに全てのタグを覚えさせろ。
「Wordを使ってホームページを作ろう!」なんて授業は極刑に値します。コンピューターの授業が始まったのが最近になってからですから、恐らく、何を教えるのかが定まっていないんだとは思いますが、あり得ない。何がしたいのかと。そもそも、「ホームページ」って何だ。作るのはトップページ限定ですか?

タグ打ち

とりあえず、タグ打ちも説明しておきます。テキストエディタ(僕はメモ帳。もっと高機能な物もありますが、その機能が邪魔。メモ帳そっくりでちょっと高機能もあるけど、微妙なインターフェイスの違いで馴染めず)を開いて、ひたすら手動でタグを入力するだけです。大量のページを作っているとある程度テンプレートのようなものも出来上がるので、慣れてくるとかなり速いです。以上。

ついでにサイトの説明

本サイトは全て、タグ打ちで作っています。専用ソフトはおろか、補助ソフト(タグの入力補助をしてくれる=タグを暗記する必要が少ない)すら使っていません。
なぜか!?それは、前任者(僕は後任者ではありません)が、「うちのゼミはタグ打ち限定」と言っていたからです。というのは嘘です。

Webサイトをリニューアルする時、それまでのページのソースコードの解読から始めましたが、素人にはさっぱり分かりませんでした(ちなみにTABLEレイアウト)。
で、製作はパソコンに元から入っていた「ホームページ・○ルダー」に決定。使い方が分からないので適当に進める。勝手にフォルダを作られたフォルダを消去。「ホームページ・○ルダー」を再起動。エラーで強制終了。
「やっぱり、時代はメモ帳ですよ。自由度高いし。」ってことで、タグ打ちに再決定。タグは分からないんで、元ソースをビルドアップする形で進めたわけです。当然、TABLEレイアウトで文法も無視(言い訳:いつからページがあるのかは知らないけど、複数が関わっている以上しようがないでしょ)。で、ある日気づいた訳です。「文法が違う」って。で、文法を直していく作業に入るんですが限界があるんです。この頃は、今ぐらいのHTML知識はついてたんで(それからの成長はない)、出来るんだけど、もう無理やり。初心者素人さんの特徴である、無意味なJavaScriptを搭載する罠も手伝って(今もたまにやります)、悲惨な状況でした。そして、原点回帰(=Simple Is Best)をテーマに作成したのが今のサイトです。もちろん、微妙なこだわりを残しつつ。

しかし、完成後すぐにはリニューアルしていません。それまでのサイトは、一応ゼミの意見を聞いて作ってるので簡単には変えられないわけです。で、密かにミラーとして始動。
その後、ミラーを更新しつつ本家も補修という作業を続けていましたが、「重い」という圧倒的な欠点には勝てず、ゼミには無告知でリニューアルされました(ちなみに、本当に重いのは学校のサーバー)。

現在は、今のページにも飽きてきた(ある程度完成するとやることが特にない)ので、サイトの引継ぎも兼ねて、「ホームページを作ろう」の製作に力を入れているわけです。まあ、十中八九誰も読まないなと思いつつ。

ついでに

せっかくなんで、大東のサイトにツッコミを。信用を害する恐れがある場合はリンクできないらしいんで、リンクなしで。既に、サイト内で書いてる時点でアウトかもしれないけど。http://www.daito.ac.jp/sub/riyouho.html

リンクについて
リンクはトップページ(http://www.daito.ac.jp/top.html)へお願いしています。
トップページって普通はindex.htmlですよ。しかもtop.htmlにアクセスすると、その瞬間top2.htmlに飛ばされる。JavaScriptの有無で振り分けるらしい。で、止めの非JavaScript版がtop3.html。なぜかJavaScript使用。製作者の理解が全くないのか、エラー連発。
大東文化大学ホームページへのリンクは、原則として自由ですが、リンクを希望する方のページの内容や・・・
って、どの辺りが自由なんですか?こういうサイト多いんですけど、文章の意味も考えて書いてますか?著作権のQ&Aサイトでこれが書かれているのを見たときは驚きました。リンクに許可は要りませんってQ&Aで答えてるのに。
リンクを張る際には以下のバナーをご利用いただくことができます。
余計なお世話なのは分かってるけどバナー大きいです。リンクバナーは広告でもない限り、88×31ピクセルが一般的です。
JavaScriptについて
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これが無ければコラム書きませんでした。Netscape 4.7・・・見れません!試してないけど多分IE 4.0もダメでしょう。
他の大手サイトが書いてるからって意味も分からず書くな!しかも、よく見たら奨励ブラウザ。世界最大の検索サイトでもヒット数72件。ある意味貴重。
さらによく見るとMacの所にSafariがない。標準ブラウザなんですけど・・・。

2004-09-19