日頃、数を表すときは「0〜9」までの数字からなる「10進数」を使用しています。しかし、コンピュータでは数字を表すときは「16進数」を使用することが多々あります。そして、HTMLでも色を表すときに「16進数」を使用します。ですから、Webページを作成する際には「16進数」を知っておく必要があります。
「10進数」では、ある位が10になると次の位に繰り上がりますが、「16進数」では10で繰り上がるのではなく16で繰り上がります。しかし、数字は「0〜9」の10個しかありませんから数字だけでは数を表現できません。ですから、それに「A〜F」を加えた16個で表現します。
「127」という数を実際に16進数で表してみましょう。「127」は16進数では「7F」になります。
では、どういった計算で「7F」になったのでしょうか。理解しやすいように(余計理解できなる可能性もありますが)「127」が10進数でどうして「127」と表すのかというところから始めます。
まず、「127」を「10」で割ります。答えは「12余り7」です。この余りの「7」が1の位になります。続いて「12」を「10」で割ります。答えは「1余り2」です。余りの「2」が10の位、「1」が100の位になります。つまり、答えが割った数より小さくなるまで割り算を続け、途中で出た余りを右から並べ、最後の答えを一番左に加えたものがその数字を表すものになります。
10進数のときと同様の計算を「16進数」行うと、答えが7で余りが15です。15は「16進数」では「F」ですから一番右に「F」が入り、「7」は「16」よりも小さいので「F」の左(10進数で言う10の位、16進数だから16の位?)に入って「7F」になります。
「127」は数が小さかったので今度は「652191」を16進数で表してみます。計算は以下の通りです。
HTMLのカラーコードのように桁数が決められているときは、「0F」や「05」のように「0」をつけて補ってください。(それぞれ「15」「5」を表しています)