社会経済学科合格者のみなさんへ

〜選択必修外国語ガイド〜中国語


●中国語
 中国語は中国の言葉だということは、改めて申し上げるまでもないことですが、世界の人口の約2割を占めている中国本土以外にも、華僑と呼ばれる中国人が世界各地に住んでいます。中国語はこれらの人々の共通語になっており、また国連の公用語の一つにもなっています。このように世界各地で使われている中国語は、その使用人口に着目すると、英語を話す人より多い計算になります。

 日本の約26倍の面積と約10倍の人口を有する中国にも、広東語や上海語など多くの方言があります。また56種類いるといわれる少数民族の人たちも独自の言語を持っている場合があります。つまり場所が変われば言葉も変わるというわけですが、同じ国民でありながら意志疎通できないのでは不便です。そこで中国には「普通話」と呼ばれる共通語があります。私たちが一般に中国語といっているのはこの「普通話」のことで、みなさんがこれから学ぶ言葉も「普通話」です。この「普通話」ができると、基本的には世界中に住む中国人や「普通話」を勉強している外国人とも意志疎通することが可能です。

 外国語を覚えるには、その基本になる単語の書き方、読み方、意味を覚える必要がありますが、ご存じの通り中国語は漢字を使って表記します。つまり書き方と意味についてはある程度すでに予備知識があることになります。従って日本語との違いにだけ注意して勉強すればよいということで、他の外国語より親しみやすいのではないでしょうか。

 社会経済学科の1年目では、文法を中心にした『中国語TA』と、会話を中心にした『中国語TB』を同時に履修してもらいます。1週間にこの2つの科目を受けながら、基本的な発音と文型を学び、それらの文型を使って自己PRができるようにすることを目的にしています。経済学部には中国人教員や多くの中国人留学生がおり、学んだ中国語をすぐに試してみるチャンスもあります。また本学国際交流センターが企画する夏期中国語研修(1ヶ月留学)に参加し修了すると、自由科目にある中国語科目の単位に振り替える制度もあります。是非挑戦してみてください。

◎社会経済学科 中国語関連科目

選択必修科目 自由科目
1年次 中国語TA※
中国語TB※
(※同時履修)
中国語初級講読A・B
中国語初級表現A・B
2年次 中国語UA
中国語UB
中国語中級講読A・B
中国語中級表現A・B
3年次 中国語UC
中国語UD
中国語上級講読A・B
中国語上級表現A・B
外国語経済書講読(中国語)

卒業するには、選択必修科目の『中国語TA』『中国語TB』の2科目4単位と、『中国語UA』『中国語UB』『中国語UC』『中国語UD』の中から2科目4単位、計8単位を修得することが必要です。